まつがしまじょう

松ヶ島城

全国の城県指定史跡近畿・三重県
松ヶ島城
写真: Ajax /CC BY-SA 4.0 /Wikimedia Commons

三重県松阪市にあった城。織田信雄が築いたのち、蒲生氏郷が松坂城に移るまでの城。

歴史

松ヶ島城は、三重県松阪市にあった平城で、伊勢神宮への参宮の古道沿いにあり、伊勢湾に面した、海陸の要衝であった。1567年頃に、北畠具教が、細首(松ヶ島の旧名)に築いた城があったが、1569年に、織田信長の来攻で、焼かれて廃された。1580年に、付近の田丸城が焼失したため、具教の養子となっていた信長の次男、織田信雄が、同地に新たに城を築いて、松ヶ島城と改称した。

その後、信雄の家臣の、津川義冬、滝川雄利が城主となった。最終的には、豊臣秀吉の部下、蒲生氏郷が入部した。氏郷は、松ヶ島が、伊勢湾に面して、城下町の発展に不向きだと考え、1588年に、新たに松坂城を築いて、移った。松ヶ島城は、廃城となった。

現在は、幅約20メートル、高さ約2メートルの台地だけが残り、地中からは、瓦片や茶碗片が出土している。後世の松ヶ島村の検地帳には、城之内、城之外、南の丸など、城郭に関する地名が残されていた。

年表

  • 1567年北畠具教が、細首(松ヶ島)に城を築く(1569年に信長に焼かれ廃城)
  • 1580年田丸城の焼失後、織田信雄が、松ヶ島城を築く
  • 1584年蒲生氏郷が、松ヶ島城に入る
  • 1588年氏郷が松坂城に移り、松ヶ島城は廃城となる

歴代城主

  1. 1580〜
    織田信雄

    新たに築き、松ヶ島城と命名した

    織田氏の家系図 →
  2. 〜1588
    蒲生氏郷

    入城したが、松坂城を築いて移った

見どころ

  • 松阪市の前史
  • 氏郷の出発点

出典