三重県桑名市にあった城。本多忠勝が築いた水城で、桑名藩の藩庁。
歴史
桑名城は、三重県桑名市にあった城で、揖斐川に面した水城である。戦国時代の桑名には、北勢四十八家と呼ばれる土豪が並び、伊藤氏の伊藤武左衛門の東城、樋口氏の西城、矢部氏の城などがあった。現在の桑名城は、東城のあった辺りで、1513年に、伊藤武左衛門が城館を築いたのが、起源と考えられている。
1574年に、織田信長がこの地を征し、部将の滝川一益が、三つの城を配下に置いた。豊臣秀吉の時代には、神戸信孝、天野景俊、服部一正、一柳可遊、氏家貞和、松平家乗と、支配者が目まぐるしく入れ替わった。関ヶ原の戦いのあと、徳川家康は、1601年に、徳川四天王の本多忠勝を、桑名10万石に封じた。
忠勝は、入封の直後に、揖斐川沿いに、城の建造を始めた。城には、船着場も整備し、4重6階の天守をはじめ、51基の櫓、46基の多聞が立ち並んだ。築城の開始当初は、四天王の一人、井伊直政も、家臣を動員して、普請を応援したという逸話がある。
天守は、1701年に、城下の大火で焼失し、以後、再建されなかった。江戸時代後期には、久松松平家が藩主となり、明治に至った。城の建物は、明治に取り壊され、現在は、九華公園として整備されている。
年表
- 1513年伊藤武左衛門が、城館を築いたのが起源とされる
- 1601年本多忠勝が、桑名10万石に入り、築城を始める
- 1701年城下の大火で、天守が焼失し、再建されなかった
歴代城主
- 1513〜伊藤武左衛門
桑名城の起源となる、城館を築いた
- 1601〜1609本多忠勝
四天王の一人。桑名の初代藩主で、城を築いた
- 1823〜1871久松松平家
江戸時代の後期から、桑名藩主を務めた
見どころ
- 水城の遺構
- 九華公園
地図
出典
- Wikidata(座標)(CC0) / 取得日 2026-10-01
- Wikipedia「桑名城」(参照)(CC BY-SA 4.0) / 取得日 2026-10-01
- 写真: Kuwana castle tower foundation (ruin of Donjon).JPG(Twilight2640 / CC BY-SA 4.0)





